サブネットの作成

AWSでサブネットを作成するための方法をまとめました。サブネットとは、家に例えると『土地内の区画』を決める作業になります。土地(VPC)の中に家屋・車庫・倉庫・畑(各種サーバー)などを作る場所を決めるイメージです。

動作環境

ホストOSWindows 11 Home 22H2(22621.963) 64bit
ブラウザChrome 109.0.5414.75

作成手順

VPCの作成

サブネットを作成するためには、前提としてVPCを作成している必要があります。
まだ作成していない場合、ここを参考に作成してください。

サブネットの作成

VPCのページを開きます。

サブネットを選択します。

右上の[サブネットを作成]を選択します。

ここでは2つのサブネットを作成します。


1つ目は、WEBサーバーを想定して各項目を設定していきます。[VPC ID]には前の手順で作成したVPCを選択します。


[アベイラビリティゾーン(AZ)]という用語が初めて登場してきました。これは、『東京というリージョンに存在する各地域のデータセンター』を示しているとイメージするとよいかと思います。どれを選んでもそこまで大差はないため、ここではとりあえず『1a』を選択しています。


VPCの作成でも登場した[IPv4 CIDR ブロック]がここでも登場してきました。VPCで設定したIPアドレスの自由割り当て範囲内で自由に設定してください。ここでは、上位24ビットを固定、下位8ビットを自由割り当て範囲として設定しました。(10.0.10.0 ~ 10.0.10.255)


サブネットを1つだけ作成する場合はこのまま[サブネットの作成]でいいですが、ここでは2つのサブネットを作成するため、[新しいサブネットを追加]を選択します。

2つ目はDBサーバーを想定して設定していきます。


AZは、1つ目のサブネットと同じ場所を選択しています。1つ目と異なるAZを選択すると、1つ目のサブネットがあるデータセンターが障害で止まってしまっても2つ目のサブネットが生きていればシステムを止めずに稼働させることができる。といった冗長性を高める構成にもできますが、ここではWEBサーバーとDBサーバーを同じAZに配置する構成にします。

[IPv4 CIDR ブロック]は、上位24ビットを固定、下位8ビットを自由割り当て範囲として設定しました。(10.0.20.0 ~ 10.0.20.255)

[サブネットを作成]を選択後、下記のような表示になれば作成完了です。