VS CodeでPythonのデバッグ環境を構築する

Pythonファイルをデバッグする方法をまとめました。

概要

ホストOSのWindowsにPythonをインストールしてもいいのですが、プライベートでも使っているのでできるだけ環境を汚したくありません。そのため、開発環境となるVS CodeだけホストOSにインストールし、それ以外はVirtualBox上のUbuntuで完結する環境を用意したいと思いました。

構築環境

ホストOSWindows 10 21H1(19043.1766) 64bit
仮想化ソフトウェアVirtualBox 6.1.34 r150636 (Qt5.6.2)
ゲストOSUbuntu 22.04
Python3.10.4

デバッグ環境構築手順

仮想環境の構築

VirtualBoxにUbuntuをインストールします。
手順はここを参考にしてください。

VS Codeのインストール

開発環境となるVS CodeをホストOSのWindowsにインストールします。
手順はここを参考にしてください。

VS CodeにSSH接続用の拡張機能をインストール

ゲストOSにSSH接続するための拡張機能をインストールします。
手順はここを参考にしてください。

仮想環境へのSSH接続設定

ホストOSのVS CodeからゲストOSのUbuntuにSSH接続します。
手順はここを参考にしてください。
※パスワード接続でなく公開鍵接続したい場合はここも参考にしてください。

仮想環境のUbuntuにVS Codeの拡張機能『Python』をインストール

ゲストOSに拡張機能をインストールします。
手順はここを参考にしてください。

デバッグの実行

まずサンプルのpyファイルを適当なフォルダに用意して、VS Codeで開きます。

# サンプルファイル
print("hello world!!")
print("goodbye world...")

行数の左をクリックして、ブレークポイントを作成します。

サイドバー『実行とデバッグ』を選択し、『実行とデバッグ』を押下します。

実行すると、ブレークポイントで処理が止まり…

止まった直前までの実行結果がコンソールに出力されます。

処理を続行すると残りの実行結果が出力されます。