デバッグ方法

javascriptの基本的なデバッグ方法をまとめました。

確認用のデータ準備

下記のHTMLとJavascriptを用意します。

Chromeを使ったデバッグ方法

ブラウザのChromeで事前に作成したHTMLを開いて、下記のキーを押下します。

 Windowsの場合:F12

 Macの場合  :CommandOptionIキー

右側に開発者モードのウィンドウが開くので、その[Console]タブを開くと
jsファイルの実行結果が表示されます。
※console.log()は、()内の文字列を[Console]に出力する関数です。

ただこれだと、変数(variable_test)の中身はconsole.logに渡してないため確認できません。
それを確認するためには、まず[Sources]タブ内にあるjsファイルを選択します。

変数の中身を直接確認するためには、処理を途中で止める必要があります。
そのために、行数の書かれている辺りをクリックして、中断箇所(ブレークポイント)を指定します。

そしてウィンドウをリロード(Windows:F5、Mac:Command + R)すると指定行(3行目)で処理が止まり、その時点で変数に格納されている値を[Scope]で確認できます。

Visual Studio Codeでデバッグする方法

Visual Studio Code(以下、VScode)は、Microsoftが無償提供しているコードエディターです。
拡張機能『Live Server』を使ってデバッグする方法を紹介します。

まずはここを参考にVScodeをインストールして下さい。

次に、拡張機能『Live Server』をインストールします。
ここを参考にインストールして下さい。

デバッグの設定を行います。”Go Live”を押下した後に立ち上がったブラウザで
フォルダ階層を辿って、HTMLファイルを表示します。

表示されたブラウザ上部のアドレスは後で使用するのでコピーできるようにしておいて下さい。※1

このブラウザとVScodeを連携するためのデバッグ設定を行います。

  1. VScodeのサイドメニュー『実行とデバッグ』を選択する
  2. [実行とデバッグ]を押下する
  3. 『chrome』を選択する
  4. 『launch.json』というファイルが開くはずなので、下記をコピーして貼り付けた後保存する
{
    // IntelliSense を使用して利用可能な属性を学べます。
    // 既存の属性の説明をホバーして表示します。
    // 詳細情報は次を確認してください: https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=830387
    "version": "0.2.0",
    "configurations": [
        {
            "type": "chrome",
            "request": "launch",
            "name": "Launch Chrome against localhost",
            "url": "[※1の文字列]",
            "webRoot": "${workspaceFolder}"
        }
    ]
}

これでデバッグ準備完了です!お疲れさまでした。
実際にデバッグしてみましょう。
VScodeでjsファイルを開き、行数の辺りをクリックしてブレークポイントを設置し
実行(Windows:F5、Mac:Command + R)すると、ブレークポイントで処理が止まり
左側で変数の中身、下側の『デバッグコンソール』でconsole.logの内容を確認できました。