クラス

Javascriptのクラスについてまとめました。

クラスとは

データの構造及びそのデータを処理するメソッドをまとめる仕組みのことです。
『オブジェクト指向』という考え方に基づいて実装する時に利用されます。
ただ、この『オブジェクト指向』という考え方が曲者で、人によって解釈や目的が異なるため
理解するのが難しい部類になると思います。

ただ、どんな考え方があるにせよ、共通する部分は1つだけで
『読みやすく、利用しやすいコードを書く(リーダブルコード)』
に尽きると思っています。

さっそくサンプルを見てみましょう。

サンプル

*_1.jsにデータ構造をまとめ、*_2.jsで実処理を書いています。

クラスを使うと、仮に2人体制の開発チームでファイル別に分担してコーディングしているとき
*_2.jsの開発をしている人が、*_1.jsの実装内容を理解していなくても
『cryを使えば、どうやってるかはわかんないけどとりあえず鳴き声を取れるんだな。』
と感覚的に理解できるように実装できます。

上記のようなことは関数でもできそうですが、
関数だと『10歳の犬、2歳の犬』といった2種類の『dog』を作りたいと思った時、
関数内に年齢分のグローバル変数を都度追加して、引数も増やして…
などとしなければならないためデータ構造が複雑になります。
そういった複雑になりそうな構成は、クラスとしてデータ構造の設計図だけ用意しておいて、
Newした時に別々のオブジェクトにデータを入れるようにするとシンプルにできるのです。